あべっちの部屋

★吃音抑制グループ ゆっくり会 の代表を務めるあべっちの部屋です★

『ゆっくり会』は毎月第4日曜日、京都府長岡京市にて開催されています。

(変更もありますので、はぴすたスケジュールをご確認ください)

 

ゆっくり会レポートはこちらです♪

 

★吃音抑制グループ「ゆっくり会」について

(あべっちの説明文を転載しています)

 

♪吃音抑制グループ「ゆっくり会」とは?

 

ゆっくり会は吃音が出難くなるような話し方を練習する会で、吃音の治療行為を目的とした会ではありません。ゆっくり声を引き伸ばしながら、一定のリズムでゆっくり話すことで、吃音を抑制することを目的とした会です。主な手法は、全体構造法という練習方法です

 

♪ゆっくり話すとは?

 

吃音症に効果的な話し方は、ゆっくり話すことと言われてます。しかし自分ではゆっくり話してるつもりでも、実際にはゆっくり話せてない為、吃音が出てしまいます。個人差は有りますが吃音が出ないくらいゆっくり話すことを、ゆっくり話すと言います。

 

ことばの自己療法(マルコム・フレーザー著)の中に「吃る時も吃らない時も、いつもゆっくり慎重に話す習慣をつけなさい」と言われてます。

 

ゆっくり会では、発話速度を1分間に70~140拍を目安に練習して行きます。 また、発話する際は、一定のリズムで発話することに注意し、発話速度が速くなったり、遅くなったりしないように注意してください。

 

ゆっくり話すことを自身の中に確りと取り入れれば、どんな場所、場面に出ても吃音が出難くなると考えてます。

 

♪ゆっくり話す目的は?

 

 先ほど話しましたが、ゆっくり話す一番の目的は、吃音の症状が出難くなることです。しかし、ゆっくり話すだけでは吃音の症状を確り抑制することは出来ません。吃音の症状を抑制させるには、ゆっくり話すことと、一定のリズムで、一音一音を少し引き伸ばしながら、滑るように発声していくことが大事です。これを全体構造法と言います。

 

♪吃音的話し方から非吃音的話し方に変えていく練習

 

吃音的話し方とは、簡単に言えば、吃音の症状が出る話し方と考えています。その吃音的話し方を非吃音的話し方に変えていく練習は、日々の練習より他にはないと思います。如何に、吃音の症状が出ない話し方(吃音を抑制させる)をするか、それも毎日。その自分にしかわからない努力を日々続けていくことが、段々と吃音を抑制させ、改善へと進んでいくと考えています。

 

練習方法 は?

 

はじめは少し抵抗を感じるかもしれませんが、もどかしい程ゆっくりした話し方で練習します。そこで心掛けて欲しいことは、始めの声を滑るように伸ばしぎみに発話する様ににします。飛行機が飛び立つ様なイメージです。焦って早く言う必要は全くありません。十分、間を取りながら、なるべく心掛けるように気をつけて下さい。 例会では、 参加者全員が同じ発話速度で発話します。一人でも発話速度の速い方が居れば、その速度に全体が引っ張られるので練習になりません。

 

又、タイマーでの管理はしません。多少時間が掛かっても構いません、発声量(音読した量)で平等性を保ちます。

 

具体的には、短文の朗読、自己紹介等(^o^)vを行います。練習内容は朗読が主となりますが、吃音を抑制させながら声を出すことを一番の目的としていますので、吃音があまり出ない方も同じように練習していきます。宜しくお願いします。

 

♪練習の成果を発揮する所は?

 

例会はあくまでも練習する所です。練習の成果を発揮するのは実社会です。例会の場ではありません。確り、抑制しながら、ゆっくり、一定のリズムで話すことのみに集中してください。

 

♪日々の練習

 

今までの、吃っていた話し方を、吃らない話し方(吃音を抑制した話し方)で話す練習です。例会だけの練習では、なかなか自分のものになりません。毎日少しでも良いので、練習していくことを心掛けてください。個人で練習する場合は、時には極端にゆっくり発話しても構いません。1秒間に1音、或いはもう少し長めにしても良いと思います。あくまでも、吃音を抑制させるという前提にたっての話です。

 

♪吃音の症状は変化します

 

ご存知でしょうが、吃音の症状は変化します。少し抑制出来てきた、或いは改善してきた、という時期が必ず来ます。しかし、ゆっくり話すという練習をなるべく続けてください。多少の吃音の波があっても、レベルの高い位置で留まることが出来ると思います。

 

 

 

◎毎月、京都で吃音者が集まってメトロノームに合わせて音読や話をする練習をされています。重度の吃音をお持ちの方もここではスムーズに言葉を出すことが出来るので楽しそうに参加されています。日常生活では苦しんでおられても「言葉が出る喜び」を経験することで前向きな気持ちになれる方もおられると思います。あべっちの「吃音」と「吃音仲間」に対する想いが詰まった場所です!