★★ライブ&ランチパーティ 2017.9.24(日)★★
今回は私の自宅で、吃音啓発ライブでお世話になっている友人、知人や大学時代の同級生、そしてアンソニーにも参加してもらって吃音がテーマではありませんでしたが、結果的には自然な形で吃音を伝える集いになりました。
若い頃に人前で上手く話せない私は「唄うこと」を諦めました。
中途半端な気持ちのまま時間が流れ半世紀が過ぎた今、「吃音啓発ライブ」という形で再び唄えるようになりましたが、それは吃音者として吃音の話をすることがメインのライブでした。
でも今回は親しい方たちに感謝の気持ちを込めて行ったイベントということもあり、ユーミンの曲を5曲唄って楽しくMCをすることが出来ました(^^♪
「今はこんなにスラスラ話せているけども、いろんな場面で言葉が出て来ない」ということを説明したり、アンソニーも「アンソニーのちょこっと話」というコーナーで、自分の子供時代のことや仕事のことなどを分かりやすく話してくれて参加してくれた皆さんも真剣に聞いてくださいました(*^^*)
「身近なところで身近な人に吃音のことを伝えたい」
そんな想いを叶えることが出来たイベントでした!
参加して頂いた私の大切な人たち・・・ありがとうございました。
そしていつも協力してくれるバンドの皆さん、本当にありがとう(^^)/
★★ライブ活動 2017.7.9(日)★★
一年前に初めて吃音の話と歌を聴いて頂いた友人のイベントで再びライブをさせて頂きました♪♪
今回はバンドもパワーアップして篠山の音楽祭でお世話になったカフォンのまっちさん、キーボードの菜摘ちゃんに加えて、プロのシンガーソングライターを目指している大地君がギター&ボーカルで参加してくれました(*^^*)
今回も見えない障害である「吃音」のことを日頃の訓練の成果を発揮すべく、約50人のお客さんの前で自分の話し方で伝えました(^^♪
~演奏曲~
♪ハンバートハンバート 「ぼくのお日さま」
私達、吃音者の「思うように言葉が出ない」苦しみを唄った曲です。私のライブのテーマソングになっていますが今回は大地君が素晴らしいボーカルで一緒に唄ってくれました!大地くん、ありがとう(^O^)/
♪松任谷由実 「卒業写真」
50回目の記念すべきイベントで私の吃音啓発ライブをさせて頂いた皆さんへの感謝の気持ちを込めて、一緒に唄えるユーミンの曲を選びました!大地君との素敵なハーモニーが会場に響き渡りました♡♡
~みぽりんのメッセージ(抜粋)~
「吃音は俗に言うどもるということで、皆さんは「ぼぼぼぼくは」「あああありがとう」などの連発という症状をイメージされると思いますが、成人では難発という「言いたい言葉が頭に浮かんでいても喉の奥に詰まったようになり言葉がでない」症状の方が断然多いです。
難発の吃音者は普段は普通に話せる人もいるので分かりにくいのですが、自分の名前や住所を聞かれた時に症状が出て答えられずに不思議がられたり、電話ではもしもしすら言えず、切られてしまうこともあります。
吃音を持つ人は100人に1人いると言われており、現在のところ原因が分からず治療法も無いと言われていますが、症状を上手く隠せている人も多いので悩みも見えにくいです。私の場合も吃音だと気づかれないことが多いのですが、みぽりんという名前が言いにくいのでお店などの予約は偽名でしていましたし、今でも良く会話の中で言いにくい言葉を避けて言い換えをしています。
また、「言いにくい、言えない」ということと同じくらい「言えるかどうか」という不安を持ちながら生活する辛さもあり、話すことや人と交流することを避ける人も多いです。
(中略)
私は2年ほど前から言語聴覚士の先生の言語訓練を受けています。話しやすい話し方を練習し、同じ気持ちを持つ多くの仲間との出会いの中で吃音に対する考え方が大きく変わりました。
ずっと自分の中に押し込めていた吃音の悩みを話せるようになり、私に可能性を与えてくれたのです。若い頃に諦めていた人前で話すことや、唄うことが、今更ですが出来るようになりました。
一年前にイベントに参加し初めて人前で吃音の話をしてから私の世界は広がりました。九州での吃音関係の集まりや名古屋での吃音講演会で話をしたり、地元のラジオ番組に出て吃音の話をしました。篠山であった音楽祭でも仲間と一緒に啓発ライブをしたり長岡京では60人ほどの人を集めて吃音講演会を行い司会進行をさせて頂きました。また職場でも吃音改善の訓練を受けていることを職員会議で同僚に伝えました。
(中略)
このイベントで始まった私の吃音啓発活動ですが、これからは吃音者同士が集まり悩みや辛さを分かち合う場所を作り、私が一番心配な吃音を持つ子供たちのために微力ですが頑張りたいと思います!」
~お客さまのありがたい感想~
★ゆっくりとした口調で一つ一つ相手にしっかり言葉を届けるみぽりんさん。胸にジーンを来ました。会場が一つになった瞬間でした。
★一言一言を大切に丁寧に丁寧に話されている姿を見て、話すことの大切さ、話せることのありがたさ、伝えることの大切さを感じました。
★みぽりんの話し方は可愛そうやから泣けるんやなくて伝わるから感動する。言葉に心がこもっていて心に届くから涙が出てくる。
★吃音のことを知らなかったけど今日すごく良くわかりました。
他にもたくさんの感想をお聞きしたり、フェイスブックで紹介して頂きました。皆さんありがとうございました!
今回のライブでは一年前のライブを聴いてくださった方に
「凄く話すのが上手くなってる!」
と褒めてもらいました(*^^*)
お客さんに私の話が伝わっていることを感じ、話せることの喜び、
伝わることの幸せで胸がいっぱいになり笑顔が溢れました(^^♪
言葉を出すことに苦痛を感じず、50人もの前で楽しく話せた経験は私の宝物です!
ライブを聴いて頂いた皆さん、応援して頂いた皆さん、バンドのメンバーたち・・・
心から感謝しています!
ありがとうございました!!
★★カミングアウト=吃音啓発★★
これまでは必要以外は吃音があることを伝えず、
苦手な場面は回避したり
回避できない場合は苦しいながらも何とかその場を乗り切っていました。
でも、
それでは私たちの本当の症状や気持ちを伝えることは出来ません。
私は吃音改善に取り組み始めてから
話しやすい話し方をする姿を見てもらったり
言葉に障害があることを積極的に伝えたりしています!
そうすることで
私自身も話しやすくなって必要な事が伝えられます。
そして、
このような障害があること
こんな気持ちで生きている人間がいることも
知ってもらえると思うのです。
隠さないで
今の自分自身を見てもらうために
私が使っているものを紹介します(*^^*)
吃音カード
JRの窓口や病院などで最初に見せて
から言葉が出やすい話し方で用件を
伝えています(^^)/
ペーシングボード
かなり負荷が高い場面では全く言葉が出ないこともあるので、一言一言、箱を指で押さえながらゆっくり伝えています(^^♪
★★ライブ活動★★
「吃音者は歌なら唄える」
私も若い頃から音楽が大好きで学生時代はバンドで唄っていましたが、
曲名が言えず・・メンバー紹介が出来ず・・
残念な思い出として心の中に残っていました(-_-)
そんな私が人前で自分の話し方で話せるようになり、
若い頃に思うように出来なかった「唄うこと」に挑戦しています!
おばさんのお遊び程度ですが「吃音」というものを知って欲しいと願い
啓発活動として取り組んでいます♪♪
【記念すべきファーストステージ 2016.7.21】
友人のイベントで約30名のお客さんの前で「吃音」という障害について、自分が吃音者として生きて来たこと、吃音改善に取り組んでいる今の気持ち、そして皆さんへの感謝の気持ちを伝えました。当日は私の中学時代からの親友や職場の同僚、母や主人も応援に来てくれました。会場の皆さんもとても暖かい眼差しで聞いて下さり「感動しました!」「そんな気持ちだったとは知らなかった」「私の周りにもいたかもしれない」などの沢山の声を頂きました(^^♪
♪演奏曲♪
♯1 「ぼくのお日さま」 ハンバートハンバートさんの曲で吃音者の気持ちが歌われています。若い吃音仲間に教えてもらった曲ですが、最初に聞いた時は・・泣きました(T_T) ギターのひろとさんも唄ってくれました!
♯2 「500マイル」 原曲 ヘディウェスト 訳詞 忌野清志郎 昨年、話題になった月9ドラマ「ラブソング」の中でヒロインのさくらが良く唄っていた曲です。ゆったりとした優しい曲で気持ちよく唄えました(*^-^*)
初対面のギター弾き♪ひろとさんは吃音のことや私自身の経験を熱心に聞いてくださり、私達吃音者のことを応援したいと、お忙しい中で私のライブ実現のため協力してくださいました(*^^*)
本当にありがとうございました!